Tag : Zündapp KS750
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クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き2)
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き)の続き。
いつまで経ってもなかなか完成しない私のヴィネット製作。ゴールは見えているのになかなか近づけない。フルマラソンでたとえると38km地点くらいか。あともう一歩なのに最後の詰めが乗り越えられくてなかなか進まない。とりあえず今年中には一つ完成まで持っていきたい。とにかく一つ完成品を作りきらないと次のステップへ進めない気がするので。
ここまで来てまた気に食わない部分が見えてきた。フィギュアの顔がこのヴィネットの最も重要なメインテーマであり、それ以外は脇役であるため最もぬり込んで妥協をしたくない部分なのだが、色々な光源の環境下で見てみると色合いがちがったりして見えてしまう。
以下、三カ所に筆を入れてみた。
- 顔にもう少し生気を入れたいと思い、
- 頬とこめかみ部分と小鼻の上部分にピンクを微妙に入れブレンディング
- 上瞼と下瞼に肌色のハイライトカラーを微妙に乗せた。ほとんど「点」というレベル。
- 髪の毛の生え際にシャドーを入れ、陰になる部分に少し髪のラインをランプブラックで描いてみた。
- ゴーグルベルトにシャドーを入れ、ベルト端はハイライトカラーを乗せ、ある程度距離が離れても肉眼で確認出来るように説得力を持たせてみた。
- 石は石らしく、ごわっとした質感を出すためにドライブラシで際立たせてみた。
乾燥を待ってチェックを入れるがまた暫くすると気に食わないところが見えてくるかもしれない。
ここんところずっとこのヴィネットに筆を入れ続けているが、全然納得のいくレベルではない。70%といったところか。WWI複葉機など、まだまだ製作したいものが後に控えているのでなんとか完成まで持っていきたい。
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き)
20年前にはなくて今は定番になっている油彩によるテクニックの一つ、「フィルタリング」。昔は「ドライブラシ」という塗料をカスカスになる寸前まで拭き取ってそれをかすらせるようにしてグラディエーションを描いていくテクニックが主流だったが、今はこのテクニックを全面に施すのはイマドキではない(らしい)。今はこの「フィルタリング」と「チッピング」を使って経年変化を表現するのが主流である。早速KS750に施してみる。
油彩をランダムに置いていく。使用する色は色々手法があるようだが、ここでは「赤」「青」「黄色」「白」の四色を使ってみた。(↓)

次に、油彩用のオイルで溶かして全体に被せるようになめしていく。使用するオイルも色々あるようだが、ここでは「α-ピネン」オイルを使った。(↓)

とりあえず、このKS750とGerman Dispatch Riderを組み合わせたヴィネットもある程度かたちになってきた。
以下、現在の進捗状況。
去年の今頃の状態(↓)

グランドワークは、
- スチレンボードに紙粘土を使って泥を盛りつけ
- 本物の小石と使い古しの筆を使った雑草を溶かした木工用ボンドで固定
- Mr.カラーのフラットブラック:レッドブラウン=2:1で調合したベース色を1:2=塗料:シンナーの割合で希釈し、エアブラシで全体に塗布
- パステルと油彩を混ぜたものをα-ピネン油で溶いてドライブラシ
という流れで行った。
また、ベース台のラベルはMacのグラフィックソフト「OmniGraffle」を使ってデザインし、背景を黄色にしたものを銀色のラベルフィルムにプリントアウトした。(これで金色の効果を出している)余談だが、当ブログで公開&配布しているアイコンのデザイン&製作も全てこのOmniGraffleを使っている。そのくらい重宝して入れ込んでいるソフトである。
これから暫くしっかり乾燥させ、色の変化が落ち着いたところで(油彩は乾くと色が微妙に変化するため)細かい調整を行っていく予定。
関連URI:
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び
去年の今日書いたエントリー「クラフト系メモ:BMW Rider(その1)」の続き。
エントリー最後に
ここでこのヴィネットはサフ乾燥も兼ねて暫く放置。
と書いたのを最後、ホントに完全放置してしまい、気がつけばまるまる一年経ってしまった。再び模型シーズンモードに入ったのをきっかけにスイッチが入ったので製作再開。
前回、一年前の最後の状態はこんな感じ。(↓)

この状態でたっぷり時間を取って(取り過ぎ?)下地を乾燥させたので、今度はその上にアンダーコートとしてタミヤエナメルのXF-1フラットブラックをシンナーと1:2で薄めたものをエアブラシで数回に分けて吹き付け、顔の部分をウィンザー&ニュートン社の油彩を使って描いてみた。(↓)

上から見たところ。ちなみに撮影はすべてiPhone 3GSのカメラによるもの。(↓)

この一年間の間何もしていなかったわけではなく、塗装に関しては色々とスタイルを脳内で模索していた。視野を広げたりするために昔の油彩の大家の絵とか、光と陰を研究するためにレンブラントの画集を見たりとか、味のある絵とは?というのを研究するために昔から好きなノーマン・ロックウェルの画集を改めて見直してみたりとか。
私は模型製作だけにどっぷりと浸かって模型を作ってもつまらないと思っている。まぁなんというか視野が狭くなったりただ単に精密テクニックに走っただけの模型を作る事には全く興味がないのである。そういう経緯もあって塗装に関して好みというか自分なりのスタイルの方向性が少し見えてきた。
今回は基本に返って、人間が肉眼で見る距離を計算して塗装してみた。「スケールが1/35であれば、実際の人間を60メートルの距離からみたサイズとなる。その距離で人間が判別出来ない色やディテールは描く必要はない」(「How to build Diorama」より引用)という理論に基づき、Mac OS〜OS Xのアイコン製作で培った「アイコンサイズによって解像度を減らすテクニック」をも含めて考えて、筆の跡を残すのとコントラストを重視して「絵画のような」塗装を心がけてみた。
これからまた時間をとって乾燥させながら少しずつ仕上げていく予定。
クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その6)
JAM LOG : クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その5)の続き。
細かいパーツの取り付けやワイヤー/バックミラーなどの部分への銅線や真鍮線でのディテールアップの施しに思ったより時間がかかった。フィギュアの首周りや腕周りの隙間埋めはこれから。(↓クリックで拡大)

細かいパーツが多く、さすがに手こずった。暫くバイク模型は作りたくないなという気持ちと、もう一台同じライオンロア社から出ているBMWサイドカーや二台入りBMWを無性に作り比べしてみたい気持ちが混じった不思議な達成感。恐ろしく細かいフォトエッチングパーツなどを扱っていると目も疲れるし、かなりの長時間の集中力を要する。まー、ひとことで言えば「かなーり面倒」。
BMW R75は二台入りのやつを手に入れて軍用と民間用、という風に作り比べてみたい衝動もある。その前に一つ、気合いを入れて塗装を完成まで持って行きたい。
とにもかくにもこのライオンロア社の1/35バイクはこれまでのこのスケールでのバイク模型がなし得る表現の限界を破り常識を覆す、「エポックメイキングな手応え十分/高品質の上級者向けキット」と言い切れると思う。
クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その5)
JAM LOG : クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その4)の続き。
今回はハンドル周りのワイヤーワークを施す。
エンジンから伸びるケーブル。エンジン部にピンバイスで穴を開けて瞬間接着剤で固定。(↓)

前から見たところ。矢印のワイヤーがワイヤーっぽく目立って見えるように曲げ方などに配慮。(↓)

オートバイ兵フィギュアのディテールアップ。シュマイザーMP40のストラップを作成。
フィギュア本体に彫られているストラップと同じ幅になるように鉛板をカットする。(↓)

カットしたストラップ用鉛板に銅線を配置。(↓)

ストラップで銅線をロールして包むようにする。(↓)

さらに巻いたストラップを止めるストラップを作ってそれを使って縛るように固定。(↓)

銅線を銃身の根っこに巻き付けて瞬間接着剤で固めて完成。(↓)

ストラップがしかるべき角度でしかるべき場所になるように調整しながら接着。(↓)

腕を取り付けて若干離れた距離からのチェック。(↓)

クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その4)
JAM LOG : クラフト系メモ:LionRoar/ライオンロア Zündapp KS750 (その3)の続き。
少しずつだが、さらに製作を続ける。
右側のパーツを加えて行く。シフトバーも二本、プラスチック成形ちゃんと再現された1/35スケールのインジェクションキットのバイクは恐らく模型史上初めてではないだろうか。(↓) 金属パーツではなくプラスチック成形で表現する辺り、ライオンロア社の金型技術の高さが伺える。

説明書と順序は違うが、サイドカーの骨組みから組んでみる。(↓)

上から見たところをタミヤ製と比較。密度感が全く違う。(↓)

同じように、「ライオンロア製Zündapp+ホーネット製ヘッドなどでカスタマイズを施したTANK社製バイク兵」と、「素組みで組んだタミヤ製Zündapp+オートバイ兵」のクオリティの比較。35年の歳月は造形技術をここまで進化させた、と感慨深くならざるを得ない。さしずめ左が「21世紀バージョン」で右が「20世紀バージョン」といったところであろうか。(↓クリックで拡大)

関連URI
【ライオンロア製Zündapp関係】
- Armorama :: REVIEW LionRoar Zundapp KS750 with Sidecar
- ましーねんおじさんのいろいろ 全日本模型ホビーショーレポ15:ライオンロア
- 第48回 全日本模型ホビーショー そして ドイツ・イタリアAFV模型編 Blue-gun-eyes/ウェブリブログ
- airboss:KS 750 製作記事 - 樂多日誌
【実写資料】




とりあえず完成
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き2)の続き。
まだまだ細かい修正を入れたいところがあるが、きりがなくなるのでここでひとまず完成、ということにした。(↓)

細かい部分だが、バイクの金属感を出すためにチッピングとして2Bの鉛筆で取っ手や泥よけ、タンクの周りに剥がれ傷を描き込み、泥の表現としてパステルを紙ヤスリで粉にしたものを3色混合してα-ピネン油で塗り込んでみた。
フィルタリング、チッピングなど現在の定番の手法を使っているが、完全にトラディッショナルなドライブラシという手法を消し去るのではなく、あえて「リターン・オブ・ザ・ドライブラシ」という感じを狙って、模型をキャンバスに見立てて際立たせたい必要な部分にのみ油彩を使ってドライブラシをかける、という方法をとってみた。
デジカメで撮影する事を前提にした模型製作の場合ドライブラシを使うよりも現代的手法の方が効果があると思うが、肉眼で見るサイズを前提にした場合まだまだドライブラシが効果的な面もあると思う。
ちなみに、完成作品の原寸サイズはおおよそでこのサイズ。(↓)

100円玉のサイズをパソコンのスクリーンに当ててみると微妙に大きい気がするが、大体合っていると思う。
今回の隠れたキモとしては、全体的にWWII中のヨーロッパのどんよりした重たい雰囲気を小さいビネットの中のどこかに表現したい、というのがあった。そこで初めての試みとして、最初に土台、バイク、フィギュアなど全てのアイテムをブラックで塗りつぶしてアンダーコートした後で黒から色を立ち上げていく、という手法を使ってみた。いわゆる黒立ち上げ手法だが、ヴィネット全体を全て真っ黒にしたキャンバスと見立てる、というのがポイントだと思っている。
今回は2008年に模型製作の趣味を再開して以来、実は出戻りモデラーとして初の完成品である。沢山同時進行で作っている上に日常生活面や他の趣味でも忙しくて製作時間を捻出するのが難しかったりしていたので全く一つとして完成まで持っていけていなかった。ここ半年くらいでパソコン関係の趣味に割く時間を大幅に減らす事が出来てきているのでその分を製作時間に使うようになったことで完成まで持って来れた気がする。まだまだ製作意欲が沸いているものが沢山あるので次へのステップストーンにしたい。
関連過去ログ: