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クラフト系メモ:Sdkfz139 MarderIII(その5)
JAM LOG : Sdkfz139 MarderIII(その4)&現在の進捗状況の続き。
前回のエントリーは7月だったので4ヶ月ほど経過したことになるが、その間は放置して他の事をしていたので、そろそろ続きを開始することにした。
ディテールアップ
とりあえず基本組みは4ヶ月前に終了。タミヤの傑作キットだけあってほとんどディテールアップの必要は感じられないが、目が肥えてくると細かい部分で不満が出てきた。
まず、実車写真資料とかで本物と比べると、幌支柱が太い。(↓)

これを金属製にしてディテールアップすることにする。
先っぽのほうは工作が難しいので、キットのものをカットして流用。(↓)

支柱基盤にピンバイスで穴を開ける。(↓)

0.7mm虫ピンが長さ的にも太さ的にも丁度よかったのでこれを使用。(↓)

完成。ついでにアンテナ線も真鍮で作成。(↓)

実車ではこの部分に毛布やカバーなどの布群を積んでいることが多いようである。・・・というわけで、漢方薬の包み紙を利用して毛布を作成。(↓)

漢方薬の包み紙は、お湯に浸して煎じて使う事を前提にしているので、薄くても水に浸したくらいでは全く破れないほど丈夫なので、ティッシュで作るより材質的に優れている気がする。
基本塗装
いよいよ塗装開始。まず、陰の部分と下地作りという目的で、フラットブラックとレッドブラウンを1:1で足したものに、1:2の割合でシンナーと調合してエアブラシしてアンダーコート。(↓)

その上にダークイエローを数回に分けてエアブラシ。これは一回目。この後、乾燥+吹き付けを3回ほど繰り返して重ね塗り。再陰部や車内部は黒字が残るように吹いてみた。(↓)

ダークイエローが終わったら、レッドブラウンを吹いて迷彩塗装。(↓)

最後にダークグリーンを吹いて迷彩塗装完成。グリーンを入れるとグッとそれらしくなる。(↓)

これでとりあえず基本塗装は完了。今後は、
- エナメルカラーで細部の塗装
- デカール貼り
- 油彩を薄く溶いて墨入れ
- 油彩を使ってドライブラシ
- パステルを使ってサビの表現
- チッピングで塗装はがれの表現
と行って行く予定。
Sdkfz139 MarderIII(その4)&現在の進捗状況
「How to build Dioramas」を再び手に入れて模型製作の趣味を再会させた2008年6月15日を出戻り記念日、ということにしたら、今日でちょうど一ヶ月が経過しました。
・・・ということで、ここで一区切り入れるため、現在の進捗状況メモ。
Sdkfz139 マルダーIII (タミヤ1/35)
細かいパーツを取り付け、98%ほど基本組は完成。

あとはパーティングライン消し、パテによる修正などを加えて塗装の下地作りを待つのみ、というところまで出来ました。ここまでの組み立てに要した時間は正味3日。
Sdkfz2 ケッテンクラート (ドラゴン1/35)
現在改造ビルド中のドライバーの服装の塗装に取り掛かり中。下塗りしてこれから1〜2日程度とってじっくり乾燥させます。


このフィギュアの塗装では、一番難しい顔塗りに初めて一週間以上かけました。油彩の特性を生かしながら一回塗っては1日乾燥させ・・・ぼかしをいれてまた乾燥させ・・・を繰り返し、ようやくここまで。こんなにフィギュア1体の塗装に時間をかけたことは昔を含めて初めてです。そのおかげで、これまでで油彩を使った顔の塗装では一番いい仕上がりになったと思います。もちろんまだまだ向上する余地はたくさんありますが、ブランクを差し引いても自分では結構気に入っています。
これは世界中のモデラーの色々なサイトをかたっぱしから見まくって「イマドキの塗装技術」をネットで勉強した成果。この辺はやはりネット時代サマサマ、という感じで、昔はこのような情報をこのような短期間で得られることが出来なかったので現代ならではの製作スタイルといえます。まさに情報格差破壊。嬉しいことです。
この一ヶ月の成果を並べてみる
この一月の成果をまとめて並べてみました。

5年前に途中一ヶ月の中途半端な出戻りがあったとはいえほぼ20年のブランクがあったあとの爆発、という感じです。こんなに短期間でこれだけ組んだのはおそらく生まれて初めてでしょう。
最近またブラウズしてディープにこの世界を掘り下げているのですが、どんどんと作りたいモデルが今の世の中にはリリースされてきているので、これからも製作熱は続きそうです。(今日もまた発注してしまった・・・
)
余談。
当サイトはこれまでWeb技術とかMacとかLinuxとかそれ系のことばかりが中心で、ビジターもそういうことに興味のある人が多かったと思うのですが、ここ最近はそれ系の事に関してはあまり書いてません。理由はいろいろあるのですが、その一つには「同じ事を何度も繰りかえしたくない」「同じところに止まっていたくない」「惰性でエントリーを書き続けたくない」という私の心境の変化があります。
もちろん、書きたい時には書きますが、昔みたいに図解説入りでTips紹介したり「OS XがVistaよりこれこれこういうところが素晴らしい」とか「なんでWinはこうなんだ」とか、そういうことは書かないでしょう。もう卒業、というか、OS XがVistaより素晴らしかったりXPがVistaより良かったり、ということは私の中では既にもう決着のついている事実だからです。もう飽きた、という感じですね。
同じように、XHTMLとかCSS関係とかW3Cとかのことも最近は書きませんが、それもある程度自分の中で答えが出てしまったからです。ここんところ興味をひくような目新しいことがないというのもありますが、小手先のテクニック的な事にはちょっと興味が薄れてしまってます。もちろん、今後も目新しい事とか私が興味を持ったことに関しては書いたりしますけどね。既に消化した部分に関してはもう終了。Web2.0ブーム以降、ちょっと私が興味を持っていた部分からは違う方面へWebのトレンドが流れて行っている感じですしね。すこし気負わずに、おいしい部分は世の中の自然の流れに乗っかろう、というのもあります。
そんな感じなので、そういうことに興味を持って見にきていた人は去っていくであろうはずなのでアクセス数はガクンと減るだろうなーと思って久々にGoogle Analyticsを見てみたら、不思議な事に減らないどころか微妙に増えてます。なんでだろ。
まぁ、それはともかく、これからも本能の赴くまま、アドリブで、「JAM」な「LOG」ちという名前のとおり、ジャンルごった煮のログサイトで気ままに行きます。
Sdkfz139 MarderIII(その3)
の続き。
再開。左フェンダーの工具類を取り付け。

上部の組み立て開始。

細かいパーツ類は後から取り付けていくことにして、砲周り仮組。

正面装甲板の取り付け。

側面装甲板の取り付け。

後部からのショット。

概ね形になってきました。

これから後は
- 砲身のつなぎ目などをパテで埋めてヤスリがけ
- 細かいパーツの取り付け
- 塗装
という流れになる予定。
ある程度組んでは塗装を後回しにして次のモデルを組み・・・という流れになっているのは、出戻ってからまだエアブラシを入手していないため。塗装用具は筆しかないので、やっぱりエアブラシを入手しようかどうか、考え中、といったところ。
私の場合模型は組む事自体は実はどうでもよくて、「塗り」の方が一番楽しくて、本質だと考えてます。出戻り以後は漠然とながら「オトナになってからならではの」自分のスタイルを追求してみたい、と考えているので、塗装したらあまり分からなくなってしまうような自己満足的なディテールアップは追求しないかもしれません。
頭にイメージしている「自分のスタイル」とは、「油絵のように描く模型」です。そういう意味でこのエントリーのような模型の組み立て自体は、そのキャンバス地作りに過ぎないので、塗装技術とその工具には拘っていきたいと考えてます。
Sdkfz139 MarderIII(その2)
「Sdkfz139 MarderIII(その1)」の続き。
早速、組み立て開始。昔やっててずっと止めてて再び作り始めた人を「出戻りモデラー」と巷では呼ぶらしいんですが、出戻って以来、もう、狂ったようなペースで購入しまくって組み立てまくってますね。。![]()

ボディ下部のハコを作成。恐るべし、タミヤの工作精度。細かく薄いパーツ群にも関わらず、ピタリ、ピタリ、とハマって行きます。

キャタピラを接着して乾燥させる間にホイール周りの組み立て。

足回り完成。めちゃくちゃ組みやすいのに驚き。

前方から全体を見た図。

真正面から見た図。

後部。

とりあえず今日はここまで。いやしかし、小さくてヤワそうな車両にも関わらず組みやすさとモールドの奇麗さに関心します。
Sdkfz139 MarderIII(その1)
あんまり自分の物欲ばかりに散財して申し訳ないという日頃の気持ちを表すために
、息子のミニ四駆を買いに昔小さい頃よく通っていた老舗のオモチャ屋へ。
【これが息子の初作品のミニ四駆。(↓)】

そこのオモチャ屋に2十数年ぶり(?)かに入ってビックリ。店の中のショーケースに飾られた、200台以上はあるかと思われるミニ四駆、そして私が専門(?)とするミリタリーミニチュアの戦車群や、戦闘機などの模型の完成品が何十台もズラリ。
店のおばちゃん(50代半ば)に「うゎー凄いですね!」と言うと、「これはうちの主人が店をオープンしてから30年間コツコツと作りためたものなんですよ。」と。
その店のおじさんの姿はたまたま見えませんでしたが、小さい頃まだ若かったそのおじさんは覚えてます。あの頃たぶん30代くらいだったと思うので今5〜60くらいでしょうか。「あー、あのおっちゃん、あの頃からずーっと作り続けてたんだなー。模型大好きなんだなー」となんか感動。店の隅には「彼が自分が作る用に取ってあるやつですよ。(おばちゃん)」という模型がこっそり積み上げられてるのをみてまたニヤリと微笑ましくなりました。
おばちゃん曰く「うちは昔っからの在庫も沢山残ってるので大人になった方が「なつかし〜」と買って行く事も最近多いですよ。」と。
「最近はゲーム時代だから模型とかミニ四駆とか買う小学生は減ったんじゃないですか?」と訪ねると、「いや、意外に最近また売れてますよ。」とのこと。「指先や脳をフルに使うし、集中力もつくし、ゲームだけとかよりこういうモノを作ったりしたほうが子供の教育には良いですよ。(おばちゃん)」「そうですよねー私も最近特にそう思います。(私)」などというような談義をしばし。久々に、なんかいい気分になりました。
「じゃ、また来ます〜」といい気分で店を出ようとしてふと山積みになっている模型の中に、私の好きな、不格好な「自走砲」っぽい模型がチラッと・・・。![]()
「あーせっかくなんで、ついでに・・・」と、思わずノリで購入。![]()

こんな地味な車両もキット化されていたんだなーと思いつつ、アマゾンのレビューとか色々見ていると、タミヤの製品のなかでも「傑作」と、かなり高い評価を受けている製品のようです。
【小さい車両なのにパーツもギッシリ!(↓)】

関連URI(作例)
- 対戦車自走砲マーダーIII(タミヤ) の完成作品
- 砂漠の狩人 マーダーIII
- ひとり言 : マーダーIII
- マーダー3M型(TAMIYA 1/35)
- 1/35 ドイツ対戦車自走砲 マーダーIII
- Marder III (Sd.Kfz. 139) by Ian Robertson (Tamiya 1/35)
- Marder III Ad.Kfz.139 Diorama by Andrew Judson (Tamiya 1/35)
- Armorama :: Marder! Detailing Tamiya's SdKfz 139 Marder III by Valentin E. Bueno
- Sonder Kraftfahrzeug 139 Marder III by Nick Cortese
- Marder III by Gary Laing (Tamiya 1/35)
- 対戦車自走砲マーダーIII(タミヤ) の完成作品
- Track-Link - Model Gallery - Panzerjager 38(t) fur 7.62cm Pak 36(r) (Sd Kfz 139) Marder III - Glenn Bartolotti
- Marder III-Sd.Kfz 139 | Pavlíkovo modely
- Marder III / Panzerjager 38(t) / Sd.Kfz.139 (KG Lim) pictures from military photos on webshots
- Martin Schuster — Diorama 35 | Galerie | Technika — AFV | MARDER III Sd,Kfz.139 "Death in Russia" 1/35 /2004/
- Picasa アルバム - galland - Plastikova Zi...
- IPMS-USA Nationals 2007 Show Report
関連URI(実車資料)
- マルダーIII - Wikipedia
- 実車画像その1
- 実車画像その2
- 実車画像その3
- 実車画像その4
- 実車画像その5
- 実車画像その6←タミヤのキットに含まれるフィギュアはこの写真を元にしたものと思われる
- World War II: Marder III
- Слика:Marder-III.0004trh9.jpg - Википедија
- 38(t)7.62cm対戦車自走砲マルダーIII G型
JAM LOG : クラフト系メモ:Sdkfz139 MarderIII(その5)の続き。
ダイオラマ構想し、イメージに合うようにフィギュアを製作。
当初のコンセプト。キット付属のフィギュアに改造を施してみた。(↓) ただ、これだと手前のフィギュアが向こう側を向いてしまっているので構成的にイマイチ。

二回目のコンセプト。VERLINDENから出ているMarderIII用のフィギュアセットを購入して、若干改造をくわえてみた。(↓)

悪くはないが、立っている指揮官の下半身にイマイチ「戦場の緊張感」みたいなものがない。
イメージに合うポーズの下半身をAIRFIX社製1/32マルチポーズドイツアフリカ軍団セットに見つけた。若干足が長過ぎるので、ちょっと詰めて、矢印の部分に真鍮線で補強。(↓)

顔をHORNET社製のものに変更。砲弾を持つ兵士は若い顔、指揮官は貫禄が要るため若干老け顔の渋めのものを選択。(↓)

戦車兵というコンセプトなのでアフリカ軍団仕様の半ズボンを戦車服に改造する。まずエポキシパテで盛る。(↓)

指揮する指もエポキシパテで作成。肘と腰にも若干ヴォリュームを付けておく。(↓)

コンセプトイメージはこんな感じ。(↓)

ズボンのシワを彫刻していく。(↓)

下のほうにはたるみで出来たシワ。(↓)

膝裏は細かいシワ。(↓)

実は当時のドイツ戦車兵の服はウールと思われるのでこれほどコットンのように細かいシワは出来なかったと思われる。が、ヨレヨレの感じを出すためにイメージとして細かいシワを彫ってみた。
パテを盛ってチェック。(↓)

膝裏はこのような感じ。(↓)

ヤスリで丸みを出しながら、光をあてて出来るシワの陰の具合もイメージ通りになるように調整。(↓)

全体的なコンセプトイメージ完成。(↓)

このヴィネットのコンセプトとしては、主役はMarderIIIじゃなく、この戦車兵フィギュアが主役。MarderIIIはあくまでそれを引き立てる土台、という方向性。