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Nov 12, 2009
Nov 11, 2009
映画鑑賞メモ:「ミルク」
久々に良い映画を観た。この映画は素晴らしい。
好きな俳優であるショーン・ペンとジェームズ・フランコが出ているのもあるが、あまり期待せずに予備知識も持たず軽く観たのが良かった。あらためて、ショーン・ペンは本当にスゴい本物の役者だなぁというのを感じた。恥ずかしながら観た後でネットで調べて知ったが、彼はこの映画でアカデミー賞主演男優賞を取っていた。最近はアカデミー賞もそれほど興味が無くなっているが、これはさすがになんらかの賞に値する演技だと思う。
単にゲイの権利のために戦ったという部分だけで見るよりも、いかにマイノリティが偏見と迫害を受けていてその中で人権を取っていくかという観点からみると非常に興味深い。
この映画では宗教をテーマには扱っていないが、アンチ・ミルクの人達がキリスト教をバックに「神」を振りかざしてマイノリティーを叩くところが出てくる。「パッション」というメルギブソン監督作品でも描かれているようにかつて迫害の対象であったはずのキリスト教が千何百年の時を経てマジョリティとなり神の名の下にマイノリティを迫害する、という構図はなにかしら考えるべきところがあるんじゃないだろうかと思う。そういう観点からも興味深かった。
Nov 10, 2009
クラフト系メモ:洋書:Euro Militaire 2009
オーダーしていた「Military Modeling」の「Collecters' Edition Euro Militaire 2009」が届いた。
Euro Militaire(ユーロミリテール)とは、毎年イギリスで開催されるヨーロッパ最大級のミリタリーモデリングイベントで、そこで賞をもらうことはこの趣味の世界では最大級の栄誉である。日本ではマイナー中のマイナーな趣味だが、どんな趣味でも世界から一同に介したら大きなグルーブになるもんである。
雑誌の表紙からも分かるようにいわゆるナポレオニック、ナポレオン時代や中世ヨーロッパが元々は中心で、そのあたりから現代までをテーマにした作品が集う。昔のものを特集した洋雑誌は3冊ほど持っているが最近のはなかったので最近の動向を知るためにオーダーしてみた。
4.99ユーロなので日本円で670円くらい。この手の雑誌としてはかなり安いが日本の普通の雑誌(TARZANとかBRUTUSとか)くらいの厚さで紙質もほどほどに良く、写真も奇麗で色味も悪くない。こういう雑誌系は廃刊になったりするかもなのでこれは買っといて良かった。
しかし、世界は広い。賞をもらっている作品はどれもこれも素晴らしい。特に「塗り」の技術が凄い。色彩感というか、作品の全体的なトーンの統一感を出すのが抜群に上手い。ぜひ一度実物を見てみたいと思わせるものが沢山ある。
Nov 08, 2009
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き2)
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き)の続き。
いつまで経ってもなかなか完成しない私のヴィネット製作。ゴールは見えているのになかなか近づけない。フルマラソンでたとえると38km地点くらいか。あともう一歩なのに最後の詰めが乗り越えられくてなかなか進まない。とりあえず今年中には一つ完成まで持っていきたい。とにかく一つ完成品を作りきらないと次のステップへ進めない気がするので。
ここまで来てまた気に食わない部分が見えてきた。フィギュアの顔がこのヴィネットの最も重要なメインテーマであり、それ以外は脇役であるため最もぬり込んで妥協をしたくない部分なのだが、色々な光源の環境下で見てみると色合いがちがったりして見えてしまう。
以下、三カ所に筆を入れてみた。
- 顔にもう少し生気を入れたいと思い、
- 頬とこめかみ部分と小鼻の上部分にピンクを微妙に入れブレンディング
- 上瞼と下瞼に肌色のハイライトカラーを微妙に乗せた。ほとんど「点」というレベル。
- 髪の毛の生え際にシャドーを入れ、陰になる部分に少し髪のラインをランプブラックで描いてみた。
- ゴーグルベルトにシャドーを入れ、ベルト端はハイライトカラーを乗せ、ある程度距離が離れても肉眼で確認出来るように説得力を持たせてみた。
- 石は石らしく、ごわっとした質感を出すためにドライブラシで際立たせてみた。
乾燥を待ってチェックを入れるがまた暫くすると気に食わないところが見えてくるかもしれない。
ここんところずっとこのヴィネットに筆を入れ続けているが、全然納得のいくレベルではない。70%といったところか。WWI複葉機など、まだまだ製作したいものが後に控えているのでなんとか完成まで持っていきたい。
iPhone系メモ:iTunes Storeでの最近の探索
久々にiTunes Storeをうろうろしていくつかアプリを買ったりしてみた。ユンケルは躊躇無く3本セットで1,000円で買ったりするくせに不思議とiTunesでアプリを買う時はたかが230円なのに躊躇するのはなぜだろうか。
買ってよかったもの
「AppBox Pro」なるアプリを購入してみた。購入した理由は、
- 通貨レートがリアルタイムで更新&チェック出来る。しかもUIがナイス。
- iPhoneの残バッテリーの表示、その詳細がチェック可能。
- iPhoneのメモリーの使用状況が詳しくチェック可能。
- その他機能満載。スイスアーミーナイフのような多機能ぶり。
である。私の場合通貨レートチェック機能は海外通販でユーロとドルを換算する機会が多いのでこのような美しいインターフェイスでしかも簡単にチェック出来るのは非常にありがたい。
買わなくても良かったもの
面白そうなのでついクリックしてしまったが、10分で飽きて終了。確かに凄いし機能もすばらしいが、「すごい」と「使える」は全く違うレイヤーである事を改めて確認した次第。
ハマっているもの
なぜか五目並べである。これ以上シンプルなゲームはないが、私のようにゲーム音痴&非ゲーマーにはこれくらいが頭の体操にちょうど良い。いくつかあるが、このアプリが一番インターフェイスが洗練されていて碁石のデザインも碁盤のデザインも美しくてやる気になる。リアルでも碁石で出来る、という汎用性が高い(?)のも良い。
プロ版はネットワーク対戦が出来るようなので買おうかどうか考え中。
気になるもの(保留中)
iPhoneアプリ系:
- GuitarToolkit
ギターのチューナーとかに便利そう。ただ高い。 - Canon Easy-PhotoPrint for iPhone
対応プリンタを持っていないので使わないが、このアプリを知ってから次買うプリンタは是非このアプリの対応プリンタにしようと思った次第。
音楽系:
- The Circle (Bonus Track Version)
実は昔はアンチBON JOVIだった。「ケッ、あんな軟弱HRバンド」と思っていた。女性ファンばかりだったので「女向けHRバンド」と思っていた。そして現在、私は自分が間違っていた事を認め、彼らのファンである。未だにルックスもクールで音楽もこのスタイルを貫いている。今の方が断然カッコいい。 - PEACE SIGN
相変わらずガンガンリリースしているリッチー・コッツェン。出しすぎてついていけない。このアルバムもカッコいい感じなんだがいかんせん値段が高い。なので今は保留。
クラフト系メモ:洋書
模型製作関連でよくチェックしているブログで私が常々思っていることが書いてあったのでクリップ。
洋書のカバーしている範囲の広さってのはなんなんだろうね。 いや勿論研究している人間の実数が軍事アレルギーが未だ色濃く残る日本とは比べ物にならないぐらい多い事だとか、実物それ自体に触れる事の出来る可能性が段違いに高いのも理由ではあるとは思うんだけどさ。洋書を見た時に感じる「果してこの本を求めている人間がどれだけいるのだろうか」っていう印象を日本の本から受ける事って少いんだよね。
Evolution Miniaturesとアルパインの新作 | With a knife, putty, and nipper
ホント、「なんなんだろうね」って思う。私も資料を探すと必然的に洋書になってしまうのだが、それは単純に「日本語の本がないから」というもの。
ちょっと話は逸れるかもしれないが、ヒストリカルフィギュア関連など実質上一冊しかないし、今や日本で「フィギュア」と言えば私が嫌いなアニメキャラクター系やいわゆる萌え系などあの辺を指すのが一般的なのでこの「フィギュア」という言葉を使うのも気を使うくらいである。(模型を趣味にしている人はAFVや飛行機、ヒストリカルと一緒に萌え系も両方好きな人も日本には多いと思うが、私のようにあのいわゆる「童顔+Hなカッコやポーズ」の萌え系フィギュアに「げ。」と拒絶反応を示す人もいるのだ、ということを書いておきたい。)
ちなみに模型趣味のない人にわかりやすく説明すると、世界的にはあれ系は大きく分けると「ファンタジーフィギュア」というジャンルにカテゴライズされる。イギリスの「鉛の兵隊」に起源を持つ「ヒストリカルフィギュア」の歴史が長い海外ではちょいと異端児系である。(英語で『フィギュア」は人物画の事をさすのが語の意味の源でもある。)
話を戻すと、これはなにも模型に限った話ではなく、いろんなジャンルでちょっと突っ込んだことを学ぼうとすると殆どが洋書に行き着いてしまう。しかも結構未だに刷新されたり新書で出たりする。もうあまり読まなくなったPHPやJavaやPerlとかCocoa/Objective-Cとかのプログラム系が本棚にどっさり溜まってしまうのも仕方が無い。当時は洋書でしか欲しい情報の書かれた本がなかったからである。洋書の良いなぁと思う点は「こんなん誰が読むんだ?読むのオレだけじゃない?」と思う本があったりすることだ。マニアックと捉えられるデフォルト値が洋書の場合非常に高い、と思うのである。和書なんか、まだまだだと思う。
ネットがある時代になって一番激変したのはこの洋書や海外発の資料や画像の入手のしやすさだが、こと模型に関しては色味や細かい部分を見る場合ネット上の画像やPDFよりも奇麗な紙にきちんとした印刷で刷られた本のほうが良い場合がまだまだ沢山ある。
最近Andrea Miniatureが出版している洋書のバックナンバーをオーダーしたのだが、この売り方が面白いなぁと思った。2003年とか2004年とかのちょっと前の古い年の本は「Value Pack」とか言って3〜4冊パックになって売られているのだが、新書だと日本円で1,000円以上するやつがまとめて買うと100円くらいの換算で変えてしまう。4冊バリューパックで400円。激安である。
日本もこういうシステムを導入して消え去ってしまったバックナンバーとかをPDFでもいいから売るとかしてほしいなぁと常々思う。(パソコン雑誌は廃刊になる時に似たような事やってるけどね) これは書籍だけでなく音楽にも言えるんだけど。
Nov 07, 2009
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き)
20年前にはなくて今は定番になっている油彩によるテクニックの一つ、「フィルタリング」。昔は「ドライブラシ」という塗料をカスカスになる寸前まで拭き取ってそれをかすらせるようにしてグラディエーションを描いていくテクニックが主流だったが、今はこのテクニックを全面に施すのはイマドキではない(らしい)。今はこの「フィルタリング」と「チッピング」を使って経年変化を表現するのが主流である。早速KS750に施してみる。
油彩をランダムに置いていく。使用する色は色々手法があるようだが、ここでは「赤」「青」「黄色」「白」の四色を使ってみた。(↓)

次に、油彩用のオイルで溶かして全体に被せるようになめしていく。使用するオイルも色々あるようだが、ここでは「α-ピネン」オイルを使った。(↓)

とりあえず、このKS750とGerman Dispatch Riderを組み合わせたヴィネットもある程度かたちになってきた。
以下、現在の進捗状況。
去年の今頃の状態(↓)

グランドワークは、
- スチレンボードに紙粘土を使って泥を盛りつけ
- 本物の小石と使い古しの筆を使った雑草を溶かした木工用ボンドで固定
- Mr.カラーのフラットブラック:レッドブラウン=2:1で調合したベース色を1:2=塗料:シンナーの割合で希釈し、エアブラシで全体に塗布
- パステルと油彩を混ぜたものをα-ピネン油で溶いてドライブラシ
という流れで行った。
また、ベース台のラベルはMacのグラフィックソフト「OmniGraffle」を使ってデザインし、背景を黄色にしたものを銀色のラベルフィルムにプリントアウトした。(これで金色の効果を出している)余談だが、当ブログで公開&配布しているアイコンのデザイン&製作も全てこのOmniGraffleを使っている。そのくらい重宝して入れ込んでいるソフトである。
これから暫くしっかり乾燥させ、色の変化が落ち着いたところで(油彩は乾くと色が微妙に変化するため)細かい調整を行っていく予定。
関連URI:




とりあえず完成
クラフト系メモ:Dispatch Rider再び(続き2)の続き。
まだまだ細かい修正を入れたいところがあるが、きりがなくなるのでここでひとまず完成、ということにした。(↓)

細かい部分だが、バイクの金属感を出すためにチッピングとして2Bの鉛筆で取っ手や泥よけ、タンクの周りに剥がれ傷を描き込み、泥の表現としてパステルを紙ヤスリで粉にしたものを3色混合してα-ピネン油で塗り込んでみた。
フィルタリング、チッピングなど現在の定番の手法を使っているが、完全にトラディッショナルなドライブラシという手法を消し去るのではなく、あえて「リターン・オブ・ザ・ドライブラシ」という感じを狙って、模型をキャンバスに見立てて際立たせたい必要な部分にのみ油彩を使ってドライブラシをかける、という方法をとってみた。
デジカメで撮影する事を前提にした模型製作の場合ドライブラシを使うよりも現代的手法の方が効果があると思うが、肉眼で見るサイズを前提にした場合まだまだドライブラシが効果的な面もあると思う。
ちなみに、完成作品の原寸サイズはおおよそでこのサイズ。(↓)

100円玉のサイズをパソコンのスクリーンに当ててみると微妙に大きい気がするが、大体合っていると思う。
今回の隠れたキモとしては、全体的にWWII中のヨーロッパのどんよりした重たい雰囲気を小さいビネットの中のどこかに表現したい、というのがあった。そこで初めての試みとして、最初に土台、バイク、フィギュアなど全てのアイテムをブラックで塗りつぶしてアンダーコートした後で黒から色を立ち上げていく、という手法を使ってみた。いわゆる黒立ち上げ手法だが、ヴィネット全体を全て真っ黒にしたキャンバスと見立てる、というのがポイントだと思っている。
今回は2008年に模型製作の趣味を再開して以来、実は出戻りモデラーとして初の完成品である。沢山同時進行で作っている上に日常生活面や他の趣味でも忙しくて製作時間を捻出するのが難しかったりしていたので全く一つとして完成まで持っていけていなかった。ここ半年くらいでパソコン関係の趣味に割く時間を大幅に減らす事が出来てきているのでその分を製作時間に使うようになったことで完成まで持って来れた気がする。まだまだ製作意欲が沸いているものが沢山あるので次へのステップストーンにしたい。
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