Apr 29, 2009

SimpleWget ver.0.9 (for Leopard)

なにを思い立ったのか、開発終了しているSimpleWgetを、メンテナンスアップデート。

夜中にカッとなって、アイコンを作り直した。今更ながらLeopard対応の512x512pxアイコンにしてみた。

【128px】
icn_SimpleWget_128.png

ちなみに前のはこれ(↓)。
icn_SimpleWget_0.8.2.png

作ったのは7年前の2002年。さすがに細かいところがジャギーだしDockで拡大するとドロップシャドウが微妙に途切れてたりして古くさい(左側のシャドー注目)ので、作り直してみた。

【512px】
icn_SimpleWget_512.png

カバーフローで馬鹿デカく拡大されても大丈夫。
sw-coverflow.png

アイコンの基本デザイン作成、所有時間30分。テーマは、「究極にシンプルに」。それ以外は何も考えず、一気に作った。使ったソフトはPhtoshopではなく、Omni Graffle Proのみ。これをTIFFに書き出して、Developer Toolsの「Icon Composer」を使って読み込んで各ピクセルサイズのアイコンに対応するようにコンバートしてアイコンファイルとして書き出して完成。

sw-icon-composer.jpg

ver.0.8.2からの変更点

今回はメンテナンスリリースなので、アイコンの変更以外には

  • LeopardでXCode 3.1.2を使ってリコンパイル
  • 内包Wgetを1.9.1から1.11.4にアップデート
  • typoの修正

などなどが変更点だが、今回アップデートしようと思ったきっかけが、ダウンロード先のフォルダを指定する際に、新規にフォルダを作る機能がなくてちょっと不便だったため。

どうやるのかなと思って、コードを眺めていたら

1
2
 
[setdir_panel setCanChooseDirectories:YES];

というメソッドがあったので、「CooseがあるからCreateもあったり?」と思い、

1
2
 
[setdir_panel setCanCreateDirectories:YES];

を付け加えてみた。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
 
- (IBAction)chooseDir:(id)sender {
    setdir_panel = [NSOpenPanel openPanel];
    SEL sel = @selector(openPanelDidEnd:returnCode:contextInfo:);
    [setdir_panel beginSheetForDirectory:@"~/Desktop" 
                                    file:nil
                                   types:nil
                          modalForWindow:window
                           modalDelegate:self
                          didEndSelector:sel
                             contextInfo:nil];
    [setdir_panel setCanCreateDirectories:YES];
    [setdir_panel setCanChooseDirectories:YES];
    [setdir_panel setCanChooseFiles:NO];
    [setdir_panel setPrompt:NSLocalizedString(@"Choose Folder", nil)];
}

で、やってみたら・・・

sw-create-folder.jpg

なんと、あっさり実装完了。Objective-C、素晴らしすぎ。

余談

このSimpleWget、うちのサイトのロングセラーというか、未だにちょくちょく定期的にダウンロードされているアプリである。世の中にダウンローダーはたくさんあるが、SimpleWgetは「ファイルを一括してダウンロード」とか、そういう「ファイルダウンローダー的な」目的で使うように作ったものではない。そもそも、私がそのようなダウンローダーを普段使っていないので、欲しいと思う訳がない。

開発コンセプトは、

  • Webサイトの開発目的などで「Webサイトを階層ごと丸ごとダウンロード」したい
  • 「ある特定のページをローカルで閲覧出来るように落としたい」
  • 「このページに貼られている、あるいはリンクされているJPEG画像を画像だけ一気にまとめて落としたい」

という目的を達成するためだけに作った、使用目的が非常に特化したアプリである。「Wget」と名前は付いているが、Wgetのもつ機能の一部を借りた、特定の目的のために使うアプリ、なのである。初リリースから7年が経過しているが未だに自分でも使っているし、自分の使用範囲では満足いく機能を果たしているので、不必要に機能肥大する予定はない。

Apr 27, 2009

iPhone系メモ:iPod touch/iPhoneの軍事利用について

興味深かったので。

「私の大好きなiPodやiPhoneが軍事利用されるなんてショック」などとAppleファンの中には思う人もいるかもしれないが、私は逆。むしろ、米軍が認めたということでiPod touch/iPhoneの汎用性の高さとディバイスとしてのタフさが証明された、と言ってよいと思う。

portal shit!さんの最近のエントリー、

でも語られているが、私もこの「零戦と戦艦大和」を読んでアメリカと日本の考え方の違いに多いに興味を持った。

米軍(というよりアメリカ)は、

  • 肉眼で見えない技術(電子/通信技術)の重視
  • 標準化による開発コストの軽減
  • 学習コスト軽減の重視

にリソースを投入し、徹底するのだ。その重要性に60年前から気づいていて、未だにそれを徹底している。

対する日本はどうだろうか。iPod/iPhoneの真価を見いだしているだろうか。単なるケータイ/音楽ディバイスとしてその対抗馬を各社がカタログ偏重の独自の規格てんこもりで一過性の製品を投入しては消え・・を繰り返している。零戦や戦艦大和を作っていた頃のメンタリティで今もいるような気がするのは私だけだろうか。日本が「この製品はiPhoneより高画質のカメラがついてます」とかやってる間に、アメリカは別の視点でどんどん先をいっている気がするのだ。

また、日本がiPod touch / iPhoneのようなディバイスを軍事利用、あるいは重要ミッションなどのディバイスに採用することなど考えられない気がする。これは私が思うに、iPod / iPhoneがそのような業務に耐えられる/耐えられないという基準よりも、こういうディバイスをそういう業務に使うことが日本人の美意識に反するから、というのが根底にある気がする。結局、敗戦の頃の日本と全く変わっていない気がする。戦争に負けた理由が「日本の美意識」にあるのに、それを未だにぬぐい去れない感がある気がするのだ。

対するアメリカはそういう美意識がもともとないため、足かせがない。「学習コスト」「導入コスト」「開発コスト」だけを考えればいいので、どんどん新しいものを取り入れていく。標準化へのステップを非常に重視するので、基準値へ持ってくることを考える段階がいらず、「次にいく」ことが出来る。「デフォルト値」を底上げするのが上手いのだ。

こういう部分を日本はアメリカから学びきっていない気がする。いや、もしかしたらアメリカが自分たちを追い越せないように、学ばせないようにしているのかも。

Apr 25, 2009

Ubuntu系メモ:9.04リリース&インストール

ubuntu-9.04.png

Ubuntuの9.04がリリースされたので、早速インストール。1月に8.10を新規でCDからインストールしたばかりだったので、今回はネットワークインストールでアップグレードしてみた。その前に8.10の段階でのアップデータは全て適用した状態で、改めて9.04にアップグレード。

アップグレードは問題なく完了。軌道時間が速くなって、ログイン画面もかっこ良くなっているなぁ、ってのがファーストインプレッション。


【追記】

何か情報ないかなと思って探してたらスラッシュドットにスレが立ってたので読んでみたけど・・・

うーん、最近のスラッシュドットって、こんなレベル? なんか2ちゃん化してない? マックユーザーは使うなとか、未だに他のOSを下げたりとかやってて、低レベルすぎ。そういう次元の議論はもう何年もやってるんだから、もう次行こうよ、って言いたい。

Apr 21, 2009

Ubuntu系メモ:GIMP save for webプラグイン

STEP1

synapticパッケージマネージャーで「gimp」と検索し、gimp開発パッケージをインストールしておく。(↓)
gimp-save-for-web-02.png

STEP2

上記サイトからアーカイブをダウンロード。

$ ./configure
$ make
$ sudo make install

でインストール後、GIMPを再起動するとメニューに「save for web」オプションが現れる。

gimp-save-for-web.png

使い勝手の感想

Photoshopの洗練されたWeb用に最適化の機能に慣れた身から見てみると機能的には若干足りない部分もあるが、画像のリサイズしながら最適化する時、カーソルでサイズ用のガイドを動かしたり数値入力したりしながらリアルタイムに最適化されたデータサイズが表示されるのは、一覧性も高くてなかなか直感的な操作感。
gimp-save-for-web-03.png

Apr 20, 2009

フィットネス関連:フルトライアスロン・25th STRONGMAN完走

祝・完全走破

久々のフィットネス関係。一昨日の日曜日は「第25回全日本トライアスロン宮古島大会」。4年連続出場し、無事完走。今回は、ランで初めての完全走破(歩かない)が出来たので、かなり嬉しい。なので、タイトルに「祝」。

【フィニッシャーメダル】
25th-strongman-03.jpg

私がトライアスロンという競技で最も好きなシーンである「雄大なスイムスタート」。この1500人が一斉に大海原へ向かって泳ぎだすシーンをみてこの競技に魅せられた。
25th-strongman-02.jpg

拡大画像。今回は右側寄りからスタートしたので私はたぶんこの辺。
25th-strongman-04.jpg

以下、参戦メモ。

スイム:3km

今年は快晴で、絶好のスイム日和。今回は、いつも前が遅くて前半苦労するので、スタート位置は積極的に前のほうに陣取ってみた。トッププロやトップアマチュアの人たちが並ぶ列の次くらい。

・・・が、今回は読みが外れ。思ったより自分より速い人たちが後ろに残っていたらしく、スタート直後から海の格闘技、「スイムバトル」開始。顔は手で叩かれるわ、蹴られるわ、後ろから脚つかまれるわ、もみくちゃになって途中犬かきで凌がないと動けない状態にまでなってしまった。

たぶん、今まで参加した大会で一番多く顔面にキックをもらったかもしれない。が、そこはこれまでの経験と昔から「よける系」の動きが得意技なので、瞬時にポイントを若干ずらして「直撃ストレート」を食らわずに凌いだ。

折り返し1700mからは向かい波がキツくなるがあえてメインの集団から外れて一人旅。

身体の疲労は大してなかったが、前半のもたつきでタイムは予定より遅くスイムアップ。

バイク:155km

今回は、レース前のギヤやディレーラー、ブレーキのチェック、タイヤ交換など、メンテも全部自分で行った。大会公認のプロのメンテも行っていたが、今回は全部自分でやりたい気分だったので、そのように。これでパンクしたりギアが調子悪くなったりしても、全部自分のせいだが、それならそれで受け入れよう、と腹をくくった。

28km〜31kmあたりでイーブンに刻む作戦。何が起ころうと、誰に抜かれようと、周りは一切無視し、一定のペースをひたすら刻むことを自分に課した。女性や白髪まじりの明らかに年上の人に抜かれると本能からついつい抜き返してしまいたくなるが、ここはクールに、「一切無視」に徹した。

補給食はこれまでパワーバーとかジェルとかそういう「欧米系サプリ」に頼っていたが、今回は「いつも食べているもの」にこだわり、「おにぎりにミソ&梅干し」で徹底。塩も「天然塩」糖分は純度100%の「黒糖」。最後までエネルギーが切れなかったので、これは正解だったと思う。

ただ、例年以上に風が強く、だいぶエネルギーを使わされてしまった。タイムも予定よりだいぶ遅れてしまい、終わってみたら大腿四頭筋もフルフルといまにも痙攣起こしそうなくらい疲れさせてしまった。が、痙攣が起きなかったのは補給が成功したからであると思う。

ラン・42.195km

ランは去年の失敗を反省し、自重気味にスローペースで折り返し地点まで我慢し、折り返して暫く調子をみながらペースをあげていく作戦。

ランは不思議に前半がキツかった。10kmを過ぎたあたりからちょっと辛くなってきて、やたらと「眠い」。なぜ走っているのに眠いのかと考えたら、食後に眠くなる高インスリン血症と同じじゃないか、つまり低血糖によって眠気が引き起こされているのでは、と思い当たった。

そこで、補給としておにぎりを詰め込んだら、暫くして眠気が吹き飛び、集中力が増してきた。これは多分原因が狙いどおりだったからだと思っている。

それを過ぎてから30km地点まではなんとかいい感じでペースを刻めたが、「あーあと12kmがんばれば終わりだ」と思ったら、だんだん身体が疲れてきて、集中力が切れ、身体が水以外なにも要らない、って感じになってしまい、再び睡魔も襲ってきた。

最後の10kmは、いつもの「我慢大会」。ここでは、練習でキツかったりこれまで乗り越えた辛さであったりを思い出し、「今回も後悔したくなかったら最後まで歩かずにいこう。歩いてしまったら絶対に後で後悔する」と思い、ひたすら「歩かない、どんなに遅くても走れ」とイメージして耐えた。

今回はこの「我慢大会」を上手く制御出来た気がする。順位もタイムも去年の記録を更新。

長い、長い、一日が終わった。相変わらず半端じゃなくキツかったが、のど元過ぎればなんとやら、で、今は不思議な充実感で一杯。

関連URI(うち)

関連URI(そと)

Apr 16, 2009

開発系メモ:コーディング用フォント(2)

およそ3年前のエントリー、JAM LOG : コーディング用フォントの続き。

これまでOS XでもUbuntuでも使っていたお気に入りのBitstream Vera フォント。これの継承版の「DejaVu」フォントに変えてみた。

DejaVu_specimen.png

殆ど違いはないし、キリル文字とか使わないのでUTF対応版とか言われてもあまり恩恵がないのだが、後継版ということで何かバグフィクスなどもあるだろうし、気分を変える意味で変えてみた。

今更ながら、改めてBitstream系フォントは素晴らしい。最強は揺るぎない。

Apr 14, 2009

映画系メモ:「マグノリア」感想

ここ連日テレビで深夜連続でトム・クルーズ特集をやっていて、なにげに観はじめたこの映画。

magnolia.jpg

最初は「適当にどんな話か冒頭だけ見て寝よう」と思っていたのだが、3時間という長編にもかかわらず、最後が気になって気になってしょうがなくなって最後まで見てしまった。

私評

はっきり言って、賛否両論の映画だと思う。見る人によっては「クソ下らん退屈な映画」だろうし、「これは素晴らしいヒューマンドラマ」ととる人もいると思う。で、私の評価は、

「★★★★ (5星中)」

だ。結構評価高し。

トム・クルーズが出ている「トム映画」じゃない映画

トム・クルーズが出ているということで、「トップガン」「MIシリーズ」 などのヒーロー像を期待する人は観ない方が良い。が、「役者」としてのトムクルーズに興味がある人だったら、ぜひ観てほしい映画。

というか、実はこの映画、「トム・クルーズ映画」では全くないのである。トムはあくまで群像劇の登場人物の一人、という扱いで、それが全く浮いておらず、トム・クルーズもその役に徹していて、彼にはめずらしく「超エロキモい、うさん臭いインチキSEX教祖」という汚れ役を見事に演じきっているのだ。ハッキリ言って、「ラスト・サムライ」とかのようなつまらない役どころのトムを観るくらいなら、こっちのほうが何百倍も良い。

トム演じる心に鎧を纏ったSEX伝導師が積年の恨みを持つ父親に出会い、徐々に彼の鎧が壊れていくシーンの演技はホントに素晴らしい。

まったく意味の分からないシーン。実は・・・

映画の殆どが役者の熱演で進んでいき、良い台詞や長い台詞の言い回しが延々と続く。「俳優の演技がぶつかりあう、良いセリフが多い映画」が好きな私のような映画ファンはこういう映画のほうが深くて面白い。

2時間を過ぎたあたりから「あれ?この映画って、もしかして結構長い?」と思い始めて、クライマックスになってなんといきなり

「空からカエルが大量に降ってくる」

という意味がまったく分からない展開になり、

「なんなんだ、この映画」

と思ったところでエンディングの展開へと移っていく。

正直見終わった直後の感想は、ビミョーだった。「・・・」という感じで、あっけにとられ、「この3時間はなんだったんだ?」とさえ思った。

ところが。

一夜明けて、映画好きの知人にその話をしたら、彼が素晴らしいヒントをくれた。もう、目から鱗。

「洋画でよく分からないシーンに出会ったら、キーワードに「聖書」と入れて検索してみるといいよ。日本人がよく分からないシーンは大体バックボーンに聖書があって由来していたりそれの隠喩だったりするから。所詮ハリウッド映画なんで、一般アメリカ人の殆どが理解出来ないようなシーンは入れない。」

という。

そこで、「蛙 降る 聖書」でGoogleしてみた。

なんと、答えが分かった。素晴らしい!ありがとう、知人よ。あなたは天才だ。

これは「旧約聖書の8章2節」に由来するもので、「懺悔」「リセット」の意味があり、「土砂降り」を英語で「蛙が降る」とも言い、これをかけているらしいことが分かったのである。

そして、至る所にちょこちょこ出てくる「8」と「2」の数字がこれを隠喩している。

これを知ってから、この映画の評価が180度変わってしまい、「時間かえせこの駄作」から一夜にして「なるほどそうだったのか心に残る映画」に変わった。

これからは、洋画でよく分からないシーンに出くわしたら、即Googleで

「キーワード+聖書」

で決まりだ。

まとめ

正直、7〜8年前だったら「★(星一つ)」とかだったかもしれない。「つまんねー」とか言って。しかし、年齢を重ねて人生経験をそれなりに積み重ね、知人や友人や身内の死に直面したり、仕事で悩んだり逆に悩みを見聞きしたり共有したり、人生のいろいろを観たりしてきた今になって観ると、いろいろな角度でこういう映画が楽しめるようになった気がする。まぁようするに、「こういう映画が楽しめるようになった自分がうれしい」かったりするわけである。

余談

この映画の音楽、「どっかで聞いたような声だなこの女性ヴォーカル」と思っていたら、後になって音楽担当が「エイミー・マン」であることを知ってうれしくなった。

知る人ぞ知る、'80年代に「Voices Carry」という曲がちょっと売れた「'Til Tuesday(ティル・チューズデイ)」というバンドの元ヴォーカルであり、現在はソロになっている、モデルのような長身でルックスが超カッコいい女性ミュージシャンである。

「流石のエイミーマン」により、音楽もCoolで大人な感じで、この映画の重要な付加価値の一つでもあると思う。

次へ