Aug 31, 2008
書籍メモ:「プロの画家はこう選ぶ」

ウィンザー&ニュートン、クサカベ、ヴァン・ゴッホなどの油彩/水彩の有名どころブランドから、「三菱」「ぺんてる」といった日本人ならだ誰でもお世話になっている国民的文具ブランドの製品、さらには「ファーバーカステル」「ステッドラー」など、文房具好きなら一度は購入したり耳にした事あるブランドまで、プロフの画家たちによる道具選びのTipsが満載の本。
響いた言葉
「絵画は省略の芸術」
余計なものをそぎ落とす訓練が極めて重要
宇山卓栄「プロの画家はこう選ぶ」
という言葉には妙に感動。「省略の美学」というか、そういう世界に興味を持っていることもあるので何事にも通じる「真髄」なのかも、と。
何事も全てリアルに何から何まで描く事が表現のゴールではないし、何から何まで究極に便利になることが利便の本質でもない。「便利の追求の行き着く先は不便」「快楽の追求の行き着く先は不快」「リアルの追求の行き着く先はリアリティの欠如」だと思うし、やはり物事なにかしら「足りない」ほうがその部分を想像力をかき立てる余地となるし、そこに楽しみを見いだす余白みたいなものが出来るんだと思う。水をあまりやらないほうが太く長い根が生える草木のように。
映画の「間」もそうであるし、パソコンもOS XやLinuxが楽しいのも「Winと比べて足りない部分」があるからだと思う。映画も、昔の「JAWS」や「エイリアン」などのように、そのものを描かないことでそのものを存在をかえってよりリアルに感じる事が出来る。
結局何でも、全部の情報/余白の部分を全て描ききったり、不足部分を全て完璧に補ったり、生活を全て最新のライフハックで埋め尽くしてしまったりしたら、シラケてしまうと思うんですよね。そんなことを連想しました。
もし絵が、何が描かれているかという平面上のイメージだけならば、画集やテレビで十分満足出来る。しかし、絵は触れようと思えば触れる事が出来る、いわば立体物であるからこそ、本物にに出会いたいと思ってしまう。つまり、絵は平面ではなく「物体」であるということになる。
表したい形や色が描ければ良いというだけなら、パソコンでも出来る。(略) 絵を描くという事はキャンバスと油絵の具というように支持体と絵具を使って何らかの「物体」を作る事でしかないのだ。
三浦明憲「プロの画家はこう選ぶ」
こういう感覚へのニーズが人間界にあるうちは、「データ化出来ない」物体や物事の存在価値があると思う。最近は、人が「データ処理出来ない」分野に注力出来る事こそが真の意味でのIT化/デジタル化の価値ではないかと思う。
Aug 30, 2008
クラフト系メモ:Panzerschreck(その1)
DRAGON 1/35 Gen2 Panzerschreck
精密な作りで評価の高い香港のドラゴンモデルズ社製「Gen2」シリーズの「6374 - German Antitank Team w/Panzerschreck」を入手。
このGen2シリーズは「Generation 2」、つまり新しい世代の模型シリーズ、というコンセプトらしいです。確かに明らかにこれまでのインジェクション模型とは次元が違う作りで皺の表現とかはレジンキットに迫るクオリティです。
やたらパーツ分割も複雑で組みづらいのですが、とりあえず仮組みしてみました。

顔はいわゆる「ドラゴン顔」で、ドラゴン社製特有の彫刻です。というか、ドラゴン社製のフィギュアの顔は全部同じ顔のような気がします。

横から見たところ。無駄に分割している気がなきにしもあらず。

ドラゴン社製特有の「みんな同じドラゴン顔」は私は個人的にあまり好みではなく「塗りたい」という意欲があまり湧いてきません。よって制作意欲全体も減退するので、お気に入りのホーネットのヘッドに付け替えることにしました。選んだのはこちら。(↓)

ヘルメットに付け替えるために頭部をカットします。

カット。

元のこの顔が・・・

スイッチすることでこのようにグレードアップ。

もう一体のパンツァーシュレックを構えている方もホーネットヘッドに変換。寝ている表情の顔を選び、片方の目を開いているようにデザインナイフで彫刻。

二体の基本仮組み完成。

組んでみるとこいつの片方の目がやっぱり「寝ている目」な気がします。

なので、ちょっとこちら側の目もデザインナイフでちょっと彫刻。

人間、右目で除いている状態の場合左目はちょっと力をいれて目を閉じるのでそのような感じが出るように。

横から見たところ。とりあえず雰囲気は出ているかと。

下塗り。

もう片方も下塗り。

クラフトワークメモ:エアブラシ購入
エアブラシを購入。選んだのは、模型専用のタミヤ製ではなく、ボディアートやネイルアート系で評価が高い、通な模型作者にも実は密かに人気が高い「アネスト岩田」の「エクリプス」。

エクリプスシリーズはその中でも比較的広い塗布が可能なボディアート系のエアブラシのようです。
パッケージ。ステンシル風味でなかなかクール。(↓)

開けるとこのような感じ。(↓)

ホースをつけたところ。ずっしりと重量感があって高品質感が感じられます。重さの割には意外に持ち易いです。(↓)

勢いでコンプレッサーも購入。これもアネスト岩田製。(↓)

選択経緯
模型趣味に出戻ってからずーっとエアブラシが欲しかったのですが、この世界はタミヤとAIRTEXがメジャーでそれ以外を知りませんでした。「どうせせっかく出戻ってオトナのホビーとして始めるんなら、通なエアブラシを買いたいなぁ」と思い、色々調べていたら、通な模型系のサイトと通なアート系のサイトでちょこちょこと出てくる「アネスト岩田」という聞き慣れないブランド。
「ネイルアート」「ボディアート」「模型用ではないが、最高のクオリティのエアブラシ」
というフレーズが、私の嗅覚にかかりました。
「そうか、ネイル系もエアブラシ使うんだった。なるほど!」と、模型とネイルアートというマニアックな男のホビーとイマドキのオシャレ女の子的趣味との繋がりに妙な感動を覚え、「これは買うならタミヤとかAIRTEXとかベタなメーカーじゃなく、通な響きのアネスト岩田だ!」とあいなりました。
決してネイルに興味のある女の子に「やっぱエアブラシはアネスト岩田だよね。」などとウンチクを言うためではありません。(少しあるかも
)
Aug 29, 2008
Loggix関連メモ:レスなど
オープンして5ヶ月経過したLoggix Projectですが、使用されているor言及しているサイトをいくつか見つけたのでクリップ。
こちらのサイトはシンプルに、ノーマルインストールで使って下さってますね。(↓)
- Formula 85
こちらは色々とTipsを書いて下さってます。(↓)
- Ganesha's Lab. : Tag : Loggix
こちらのサイトはカスタマイズして使用してます。デザインが良い感じです。あと、LoggixのXHTML構造表や好きなところなどもレビューして下さってます。感謝。(↓)
こちらは実働で使ってはいないようですが、触ってみた感想を書いて下さってます。(↓)
- 2008-08-12 - beve4の日記
以前、Loggixをインストールした際にSQLiteを使用すると「こんなにインストールが楽なのか!」と軽くショックを受けた。
という意見にレス。はい、これがSQliteを採用した最大の理由です。なにせインストールが「コピーするだけ」ですから。Loggixを作り始めた3年前から、PHPアプリで一般的になっている「インストール」という作業がどうも古くさい&面倒くさいと感じていたのです。あと、MySQLの稼働&設定の面倒さにウンザリしていたのもあります。
Loggixは更新pingの送信機能が実装されていないなどブログツールとして完全ではないが
更新PingのコードはTrackbackのコードと共にP_BLOGのコードを元に移植したので実は残してあるんですが、私自身が長らくブログを使ってみて全く使わなくなってしまった機能のため、実装してません。P_BLOGでも実装していたのでやろうと思えば実装はそれほど難しくないですけどね。なるべく要らない機能は実装しない&カスタマイズしたい奇特な人のための弄る余地として残しておこう、という意図と、既存の所謂ブログツールの標準に準拠する気はない、というのがあります。
こちらもP_BLOGと合わせてちらっと言及されていたのでクリップ。(↓)
- sutero choice - bloggerがどうも。。。
ちなみにこれまで使ってたシステムの中で、一番管理画面上でアップしやすかったのは今は開発が終了してしまったP_BLOGだったなぁ。
という意見は素直に嬉しいです。ありがとうございます。過去形になってるのが寂しいんですが(笑)、私個人はLoggixの方がアップし易いのでこれ以上はなんとも言えません。
こちらはLoggixに絡めてP_BLOGの掲示板について。
- 新しいサイト作り... 続き::本館@怠惰屋本舗
そんな折、僕が最強のCMSだと信じて疑っていないP_BLOGが、フォーラム機能を持っていることを思い出した。そうか、その手があったか。P_BLOGとは、完全にvalidなXHTML1.0 strict(!)もしくはXHTML1.1を書き出す事の出来る、日本人が開発したスーパーなブログツールである。つい最近、作者の方が開発の終了を宣言されて、新たなツールLoggixに開発環境を移行された様だけれども、P_BLOGが素晴らしい事には変わりない。
そんな素晴らしいツールを掲示板だけのために導入することは少し憚られたのだけれども、試しに入れてみるとやっぱり凄く良くできていて感動する。
うぅ。。。嬉しいじゃないですか。
いやいや、掲示板だけでも使ってくれると本望ですよ。私も未だにP_BLOGで一番気に入っている機能なだけに、それを認知してくれる人が存在するだけでも嬉しいですね。いつかLoggixのモジュールでも実装したい気がします。
フォーラム機能、いわゆる掲示板はWebプログラミングの基本中の定番アプリなのですが、それなりのものを作るには気合いと情熱とまとまった時間と集中力が必要なのでそれなりに大変なんですよね。ましてやW3C ValidであったりAnother HTML-lintで100点を出すフォーラムなんか、作るのとっても大変です。ただ、Web2.0の時代になろうがなんだろうが、フォーラム/掲示板はWebがコミュニケーションツールであり続けるうちは常に「Webの核」だと思ってます。
・・・とまぁ、ユーザーは少ないですが、感想などを書かれるとやはり嬉しくなるのでレスっぽく書いてみました。
Aug 28, 2008
飲食系メモ:お気に入りリキュール「マリブ」
知人から教えていただいた「マリブ」が最近お気に入り。

「マリブはカリブ海生まれのココナッツ味のラム酒」
ということで、「カリブ」と言えば、北京オリンピックの陸上ではカリブ勢が大活躍しましたし、「パイレーツ・オブ・カリビアン」なんて映画もありますね。昔「カリビアン・クイーン」なんて曲がありました。歌っていたのはビリー・オーシャンでしたっけ。結構好きで高校時代ビーチで聴いてました。
あと、「マリブ」と聞いて私と同じようにハノイ・ロックスの「マリブ・ビーチ」を思い出したあなた。もしかしてフィンランド好きですか? 知らない人、フィンランドはノキアやリナックスやムーミンだけじゃないですよ。あのガンズ&ローゼズやスキッド・ロウのルーツであるハノイを忘れてはいけいません。(参照→ハノイ・ロックス)
・・・などと、どんどん妄想連想が止まらなくなりますが、決して酔っぱらって書いてる訳じゃありません。![]()
まぁこの「カリブ」、甘くて全くリキュール感が無いんですが、旨い。これをまたこのようにミルクで割って「マリブ・ミルク」にするとさらに旨い。(↓)

飲みやすくてついつい知らぬ間に飲み過ぎてしまう危険性が欠点。
クラフト系メモ:Flakpanzer I
その無骨でメカメカしくも弱っちいフォルムに魅せられ、製作欲がブワッと吹き出たのでガッと購入したTristar(トライスター)社製「I号対空戦車」を制作開始。
I号戦車は昔はイタリアの老舗メーカー「イタレリ」の「I号戦車B型」しかなかったんですが、今ドキは色々なメーカーから色々なバリエーションが出ていて、実に隔世の感があります。その分マニアックな方向性に走っており、パーツの数も倍増&高精密度化し、値段も昔はこのクラスのサイズの車両のキットは1000〜1200円くらいでしたが、イマドキの製品群は概ね3,000円前後が相場となってます。
本題のI号対空戦車は香港のメーカー「DRAGON(ドラゴン)」とこの「Tristar(トライスター)」の2社からリリースされていますが、どちらもかなり気合いの入ったキットのようで、このように比較サイトまで公開されていました。(↓)
当初どちらにしようか迷ったのですが、内装まで入魂のモールドなTristarに傾き、最終的に決め手となったのはキャタピラの表現。(↓)
のっぺりしたドラゴンのものよりもTristarのほうは横から見ると若干反り気味のフォルムを再現していて「よりキャタピラらしい」表現を施しているので、Tristar社のモノに決定しました。
パッケージはこのような感じ。

同ドライスター製20mm Flak.38用フィギュアセットも一緒に購入。

Flak38を少々カスタマイズ。この対空と対地用の角度を決めるパーツが二つ入っているのですが、対空用の角度の付いた部品が少々長くて上手く砲身がハマらないので、少々カットし、短くしてみました。

とりつけてみます。

次に、砲身を取り付けてみます。

この段階で、ハンドルパーツと合わせないといけないため、フィギュアを仮組して合わせてみる。

概ね完成。

車両本体に入ります。基本パーツはこのような感じ。

車体下部のボックスを作ったら、運転席と前輪シャフト周りのパーツを組んでいきます。ボックスはタミヤのようにピタ、ピタ、とは合いませんので、何度も仮組をして全体的にピッタリ合う最大公約数的ハメ位置を一度頭で理解してから実際の接着を行った方が上手く行く感じです。
内部はかなり精密に出来ています。・・・というか、見えなくなる下のパーツも分割してあったりして「無駄に精密に」出来てる気がします。

これは地元の模型屋のオヤジさんから教えていただいたTips。余ったランナーを粉々にカットして、本体の隙間に埋め、接着剤で固めます。

これにより、
- 実際に持ったとき物理的に重量が重くなり、気持ち的に重量感が出る
- 余ったプラスチックパーツを無駄にゴミに出さない、エコなモデラーとなる。
というメリット(?)があります。
フェンダーを取り付け、エンジンルームの上部を取り付けます。

仮組で20mm対空機関砲Flak38を乗せてみます。

キャタピラに取りかかってみます。キャタピラは全部一個一個別パーツとなっており、全て切り離して接着剤でつなげて行く方式です。ハッキリ言って気が狂いそうな地味で単調な作業です。

流石に一昔前の一体型キャタピラなんかより当然リアル感があります。

切り離してみました。めちゃめちゃ面倒です。

こうやってつなげて行きます。

ある程度効率化するために小隊を組むような形で組んでみました。この後接着剤が半乾きの状態のうちに一気に繋げていかねばなりません。

連結してみました。

本体車輪部分に取り付けてみます。

このときにたわみも入れます。

接写。モールドもシャープでよく出来ています。

全体を横からみたショット。概ねこんな感じです。

続きはまた今度。
Verlinden 54mm Para MG Team (レジンキット)
5年前に購入し、製作中断しているうちに壊れて中途半端になっていたVerlinden社製54mmレジンキット「N°1860 1:35 German Paras MG Team」を製作再開。
こうやって残骸になってました。MG34の銃身も折れてます。

片方を組み直し。

もう片方も組み直し。MG34の銃身も修復。

顔部分塗り前。

顔部分塗り後。塗りは自分のスタイルとして最近固まりつつある「下地=タミヤエナメル+塗り=ウィンザー&ニュートン油彩」で。今回の仕上がりは結構ブレンディングが上手くいき、肌色の質感とコントラストが上手く出せました。なかなか気に入ってます。

もう一体の顔塗り前。

塗り後。こちらの方は鼻がぼてっとしてしかもノッペリな彫刻なので、塗りで立体感とシャープさを出すようにしてみました。
