Aug 20, 2008
Aug 12, 2008
iPhone用スタンド(iClooly)
iPhoneがiMacライクになるスタンド「iClooly」を購入してみました。
後ろからみたところ。
縦にしてみたところ。
まぁ、ネタ、ということで購入して気がついたのですが、私が持っているiMacはiMacG5で少し古いデザインなので全然似てない、ということと、自分が別に新しいiMacのデザインのファンでもなんでもないことを思い出しました。(苦笑) (私は現行Macは黒MacBook以外はデザイン的に全く良いと思わないというか、全然興味がないのです。)
なので、手に入れてみて、当初思っていたより大して感動がなかったです。「あれ・・・?もしかして要らなかったかな・・・。」って感じです。ネットで「純正のような質感」と評判のアルミの筐体も、私の手に入れたものは正面の部分が斜めに削った後がかすかに残っていたりで、仕上げにツメが甘いところがある気がします。スタンドは、iMacやシネマディスプレイのミニ版というかんじでこれだけは100点。
抜き差しもちょっと面倒で、取り外しボタンを押してもスコン!とは抜けません。卓上においてPodcastを聴いたりVideocastを見たり、ネットラジオや音楽鳴らしたりする時には使えると思いますが、そういうことをしないひとにとては無用の長物でしょう。Videocastなどムービー見るには角度的にも良い感じで、確かに便利です。
うーん・・・純正ドックと同じで、微妙な感じです。「なんか、高かったなー」というのが正直な感想。価格対満足度比は低いです。まぁ、でも、この脱力系な「微妙さ加減」がウリと言えばウリなのかも。
ミリタリーミニチュア塗装用カラーチャート
前回のエントリー「JAM LOG : 道具メモ:弘法は筆を選んでいた。誰よりも。」で油彩を4色で調合している話が出たのですが、ミリタリーミニチュアでよく使われる色の調合率早見表を作ってみました。(↓)
ベースとなったのはシェパード・ペイン氏の名著「ディオラマの作り方」の原書、「How to build diorama」のP49に数行ちょろっと書かれている混色例。テキストを読んだだけではイメージしにくいのでチャートにしてみました。これをみれば、赤/青/黄色/白で殆どの色を作り出すことが出来る事がイメージとして分かります。
三原色からの混色と私の考え
日本語版「ディオラマの作り方」には、原書のより分かりやすいカラーチャートがついています。これを元に「赤/青/黄」の三原色から色を作り出す手順をイメージすると、おおざっぱにはこういう感じになります。
カメラやビデオなどの「光の三原色」とは違うところがキモでしょうね。油彩では「赤/青/黄」混ぜても白にはなりません。
最近購入した「やさしい楽しい新油絵入門 (納得のいく技法シリーズ)」には、
理論上は3原色さえあれば、混色であらゆる色が出来ます。3原色のうち2つを混ぜると、2次色の橙紫緑が出来るので、ほどんどのモチーフに必要な色合いは足りてしまいます。問題は色の鮮やかさです。
チューブから出した絵の具の色は鮮やかですが、その色を混色していくと鈍い色合いになってしまいます。また、油絵では色を明るくするためにホワイトを混ぜますが、たくさん加えると白の鮮やかさは失われて行きます。
とありました。これは裏を返せばミリタリーミニチュアで使用頻度の高い「退色してくすんだ色」感を出すには混色による調合は向いていると言えるかもしれません。
「カーキやタンに赤?」などと、意外な色に意外な色が使われたりするので、「なぜこの色に赤が使われてるんだ?」と思う場合もあります。これも、シェパードペインの著書にヒントが書かれていて、
「3原色の次の2次色があり、三番目の外側色は3次色と呼ばれている。これらは3原色全てを使って作られている。」
とあります。
つまり、これらミリタリーミニチュアで使われるような微妙な色合いのカラーはすべて3次色と言えるので、3原色のいずれの色も含まれている、ということになるわけです。
そこで考えられるのが、黒を作り出す三原色の比率に対して、「やや茶色寄りな場合に赤プラス」とか、「明るめの茶色の場合は黄色プラス」、「緑よりなら青プラス」ということになるのだと思います。
これらの色には全て黒が含まれているので、私の考えでは、は赤/青/黄の3色を同比率で混ぜてまず一旦黒を作り出し、それに上記の理屈で赤/青/黄/白を加えて行く、という手順が効率よいと思います。
関連:
油彩・アクリルカラー・アクリルガッシュと最近の作風
最近の雑誌などのミリタリーミニチュアの作品群を見ていると、色合いが油彩より鮮やかなアクリルカラーやアクリルガッシュなど新しい画材を使っての塗装がブームになってきています。それと比例してかどうかは知りませんが、「奇麗な兵士の塗装」も増えている感があります。
ポーズもこちらを向いて記念写真のようにたたずんでいるのが多いので、まぁ、確かに昔に比べて上手い作家は多くなったとは思いますが、あれをみるとどうも「兵士のコスプレしてるフィギュア」に見えてしまうのは私だけでしょうか。
私は多少泥臭くても、タッチが荒くても、豪快なコントラストを大胆に使う昔のシェパードペイン氏の作品や最近のダグラス・リー氏のような躍動感ある「油彩!」って感じの色合いが好きですね。
続・筆の話
前回のエントリーで筆の話が出ましたが、このディオラマ(ダイオラマ)の名人も筆に関して書かれていました。原書では、
You can't make a silk purse from a sow's ear, and you can't expect to paint a masterpiece with her tail, either.
豚の耳からシルクの財布が作れないのと同様に、そのしっぽで傑作が塗れることを期待してはいけない。
と書かれていました。やはり、書の大家弘法大師と同様、模型の大家も筆にこだわりを持つ人でした。洋の東西やジャンルを問わず筆を使うものには筆に拘りを持たなければいけないようです。
Aug 11, 2008
HHKB Pro2掃除。
購入して1年半。すっかり自分のインターフェイスと化したHHKB Pro2。流石に汚れがだいぶ溜まってきたので初めて掃除。
キートップも含め全部「リンスキン-L」で拭きとり。ベースの細かいところは小さくちぎったリンスキン-Lをピンセットでつまんで、歯科医が奥歯を掃除するような要領でやってみました。こびりついた汚れもあったりするのでこの方がスプレーで吹き飛ばしたりするより素早く奇麗に出来ますね。
そんなこんなで、完了。
黒くて普段は汚れが目立たないキートップも実は汚れが結構こびりついてました。購入当初の表面スベスベタッチが蘇って、土台のホコリやゴミが奇麗になった分、ストロークもスコスコ入って気持ちよし。
Aug 09, 2008
道具メモ:弘法は筆を選んでいた。誰よりも。
前のエントリーで油彩について書いたので追記がてら今現在塗装に使っている道具メモ。
実は私の場合模型製作はこの「油彩による塗装」がやりたくてやっているようなところもあります。小学校から中学・高校にかけて一番長くやっていた趣味が絵を描く事だったので、それの延長みたいなものですね。
なので油彩によるグラデーションやタッチを必要としない、とりあえず奇麗に作れば完成品が誰が作っても同じようになる「ラジコン製作」とかは、同じ模型であってもあまり深く興味が持てなかったりするのです。
油彩
いわゆる「アーチスト・オイル」です。昔は買えなかった、176年の歴史を誇る英国の「ウィンザー&ニュートン」。大人になったのでガッツリと200mlのデカイやつを大人買いして使ってます。
これに加えて黒も持っていますが、基本的にこの4本を調合して使っています。
オイル
オイルは今現在は「α-ピネン」を使ってます。他には「ペトロール」も持ってますが使っていません。昔中学生〜高校生の頃はテレピン油を使ってましたが、こちらのほうが蒸発性が高いそうで、乾きも速いしカラッカラにツヤなしになるのでモデルアートには向いている気がします。
ブラシ
タイトルにも書きましたが、昔の筆の大家「弘法大使
弘法大師(こうぼうだいし)」は、誰よりも自分の道具である筆には拘っていたそうです。国中からありとあらゆる筆を集めては目的に合ったベストの筆を選びに選んでいた、ということで、暇さえあれば筆の手入れをせっせとしていたらしい。いわば「日本一の筆マニア」ですね。
「良工は先ず其の刀を利くす。能書は必ず好筆を用いる。 刻鏤、用に随って刀を改め、臨池、字に遂って筆を易う」
(よい工人はまずその刀を鋭く研ぎます。字の上手な人は必ずいい筆を使います。工人が物を刻んだり模様をちりばめたりする用途にしたがって刀を変えるのと同様、習字でも字に従って筆を変えます。)
というのが弘法大使
弘法大師の真の言葉、ということで、私はもちろん弘法でもなんでもありませんが、自分の使うインターフェイスにはこだわりを持ちたい、と常々思っているので、そのスピリッツに感銘を受け、仰ぎたいと思います。
前置き長くなりましたが、今愛用してるのは、油絵アーチストから模型アーチストまで、世界中のあらゆる絵筆を使うプロがその品質を認める英国「ウィンザー&ニュートン」の「シリーズ7」の絵筆です。(↓)
昔は100〜200円程度の絵筆しか使っていなかったので、やはりオトナの趣味としては道具でウンチクしたいので「最高級を」と。私が特に気に入っているのはちょい太めの「000」です。油彩の含みが非常に良くて塗りやすく、一言で言うと「気持ちいい」筆です。
でも、「世界のプロが使う最高級品」と言っても、所詮「筆」ですから、一本1200〜1700円程度で買えます。この値段で高級品が楽しめるのだから、ホント、コストパフォーマンス高い趣味だと思っています。
ウィントンのシリーズ7以外に使ってるのは右の二本。左はPentelのNEO-SABLE 0号(丸・細) で、値段は200円程度。これは殆ど絵の具は含ませないブレンディング専用です。右のやつはメーカーすら知らない、近所の文房具店で買った同じく200円程度の少し幅広の筆。これも絵の具は含ませないブレンディング専用です。
今のところブレンディング用には安物を使ってますが、この二本は毛先が柔らかくて凄く使いやすいので、それなりに気に入ってます。ブレンディング用も良いやつを求めて色々試していきたいですね。
関連URI:
Sdkfz2 Kettenkrad(その6):MG34チーム
の続き。
顔の基本塗装の油彩が乾燥したので、鼻、頬骨、顎に最後のハイライトを入れてみました。(↓)
今回は光と陰のグラデーションを少し意識してみました。最初の下書きがプレーンなこういう状態だとして、(↓)
光が頭の上から当たったときに何処に最暗部の陰が出来るか、目を少し離して見たときに効果的かを考えて入れていってみます。(↓)
やはり、2Dにしてみても定説通り目と鼻の奥まった部分、小鼻の付け根、下唇直下、耳の下、顎の下、耳の穴の中央部などが効果的な気がします。
顔は概ね完了なので、軍服のベース塗りに移ります。使用塗料はタミヤエナメルのXF-60ダークイエロー。前回ブラウンとブラックを若干加えてベースカラーを作って試してみたところ、ハイライトやシャドー入れをする際に基本レイヤーレベルの色が分からなくなってしまい失敗してしまったので、今回は別カラー調合なしでプレーンにベタ塗りしてみることにします。
正面。油彩は乾燥してくると塗った時より色味が若干明るくなる感じなので乾いた後の色を想定して塗り込んでいくのも油彩の楽しみだと個人的には思ってます。
横顔。今改めてチェックすると首の付け根と耳の中は若干修正の必要ありですね。(↓)
今回の顔は、若干「ノーマン・ロックウェル調」をイメージしてイラストっぽくなるように塗ってみました。コントラストは肉眼で20cmくらいの距離で見てベストになるようにやや強めにしてみたら、今まで塗った顔の中で一番気に入った方向性の仕上がりになりました。
今日はここまで。次回は軍服部分の下塗りを24時間以上かけてしっかり乾燥させてからシャドー塗りに入るとします。
Aug 07, 2008
Ubuntu関連
Ubuntu関連で関心にひっかかった記事。
まぁ、何度も何度も見たような話題なんですが、この中の、
>「機械を使いたいのか、機械に使われたいのか、どっちだ。」 この定義が、一般人とGEEKで違うのですよ。 日本はLinuxデスクトップ不毛の地なのか
という部分のコメントに深くうなずきました。上手いこと言うなぁ、と。まさしくそのとおりだと思いました。
私思うに、
「Linuxデスクトップがメジャーになる事は永遠にない。」
と思うんですよね。少なくとも日本では。少なくとも私が生きてるうちは。
私の理屈は単純で、「Macですらメジャーになれないから」です。私は、「Macを使えない人たちが、Linuxを使えるワケが無い」って思っています。これが、三つのOSを使い込んでみた結論です。
よほど「Windowsだらけってことがこんなに不利益を被る事なんだ」ということが実際問題として浮上しない限り、シェア逆転はありえない。だって、「現状、一般の人はだーれも困ってない」んですから。結局は個人レベルでの「損得」の問題になると思います。他には、思想とか理念価値観とか、そういう事が国レベルで根本的に覆らない限り無理だと思います。
じゃぁ、それがダメなのか、という問題は別問題で、「シェア」とか、「メジャー」とか、どうでも良いと思います。別にメジャーになんかならなくて良い。それぞれが、ニッチな分野や特化した分野にうまくフィットしていけば良いと思いますね。稼働率と台数率は比例しないと思いますし、生産性の高さとシェア比率の関連性も数値には出てきませんし。
同じ理由で、iPhoneなどもリリース後何日の販売台数がどうのとか、どれだけdocomoから流れてきているか、なども、正直どうでもいい。わたしなんか、iPhoneはあまり売れて欲しくないですね。ニッチで良い。周りがiPhoneだらけなんて、気持ち悪い。Macに対しても同じ考えです。よほど「この人にはぜひ使ってみて欲しいな」って思う人以外には絶対に普及活動なんかしません。みんながみんな、使わなくてよろしい。
ちなみに私の場合、自分が使うモノは、シェア3%くらいが心地いいですね。というわけでみなさん、あまりMacもiPhoneも買わないでください。![]()
ようやく観終わりました、46年も前に作られた227分の長編大作「アラビアのロレンス」。
観ようと思った経緯
小学1年生の頃に映画ファンになって以来、作品が作られた時代/年代にこだわらず色々な映画を観てきたつもりだったのですが、なんとなくタイトルから受けるイメージが重そうで敬遠していたのがこの映画。あと、小学生の頃は「ロレンス」と「ロマンス」と勘違いしていたのか、なんかアラブを舞台にした恋愛ものなのかなと思ってました。
そんなこんなでこの映画の存在を知ってからはずいぶんと時間が経ったのですが、最近買ったフルハイビジョンTVでスターウォーズのIV(NEW HOPE)のあのルーク・スカイウォーカーが砂漠の地平線に沈む夕日を眺めるシーンを久々に観ていて、「なんか、CGじゃない、本物のロケを使った映画が観たいなぁ」とふと思い立ち、「やっぱり砂漠をテーマにした映画が観てみたい」と思って選んだのがこの「アラビアのロレンス」。
今まで知らなかったのですが、スター・ウォーズのオビワン・ケノビことアレック・ギネスがまたこのアラビアのロレンスにも出てるんですねー。なんか因果めいたものを感じます。
感想
一言で言うと、
「もう作れないんだろうな、こんな映画」
です。
いくらCGが発達しても、決して作れない、過酷なロケだけが生み出せる奇跡の映像。いや、CGが進化すればするほど作らなくなるんでしょうね、こんな映画は。
「壮大なスケールで描く・・・」、という言葉が陳腐に聞こえるほど、素晴らしい映像で描かれるスペクタクル巨編。「過酷」と「死」を連想させる砂漠も、「砂漠ってこんなに美しいんだ」と不思議な気持ちになります。まさに、「究極の砂漠映画」。46年も前に、よくもこんな映画作ったなぁ、と。あのスピルバーグが完全版の製作支援を買って出たくらい惚れ込んでいる監督&作品らしいんですが、分かる気がします。
ストーリーは、実在の人物である「T・E・ロレンス」を描いている実話なので、時代背景とロレンスの人物像、当時のイギリスとアラブの関係などの予備知識がないとツラいかもしれません。俳優の演技と会話シーンからだけではロレンスの心情が上手く伝わらない部分もある気がします。
あと、私が感じた「映像美」というか、「砂漠の描き方の素晴らしさ」といった名シーンは殆ど前半DVDに登場(この映画はDVD2枚組)するので、正直、後半は少しダレました。後半にもう少しビシッとした気の利いたスペクタクルなシーンが欲しかったところです。
インスパイアされて・・・
砂漠の戦いは私のダイオラマ製作の昔っからのテーマでもあるんですが、これまでは第二次世界大戦の北アフリカ戦線のみが興味の対象でした。でも今回この「アラビアのロレンス」を観て、砂漠の象徴でもある「ラクダ」がいるヴィネットを作ってみたい、と思いました。
で、探していたら、まさしく映画「アラビアのロレンス」そのまんま、映画でも主で描かれていた砂漠の戦士民族「ベドウィン族」のレジン製ガレージキットがあるではないですか。
・・・てなわけで、試しにIntenet Hobbies(参考:Verlinden 1/35 Mounted Beduin Arabian Soldier/Camel)に発注してみました。(ちと送料が高いのですが。) 届いたらエントリーに書いてみる予定。